症状

外耳炎は外耳に炎症が起こり、腫れたり・かゆみを起こす病気です。

なりやすい体質や基礎疾患もありますが、健康的な子でも年齢問わず起こる可能性があります。

ネプトラは外耳炎の薬で、一度の投与で一か月ほど効果が続くため家での投与がなく、飼い主・愛犬ともにストレスが少なく治療できます。

慢性的な外耳炎で耳の中がすぐに黒くなってしまう、耳道が腫れて痛痒そう、点耳が嫌がってできず放置して悪化させてしまったという方にはすごくおすすめです。

通院も少なくてできる治療ですので、耳のトラブルで悩んでいる方はご相談ください。

 

犬の耳道について

犬の耳道と人の耳道は形が違います。

人の耳道は水平なのに対して、犬の耳道は垂直と水平のL字になっているため、中の状況もわかりにくくなっています。

家での耳掃除は指が届く範囲だけにしておくといいでしょう。綿棒で中まで掃除はしないで下さい。

 

外耳炎になりやすい子の特徴

外耳炎になりやすい子にはある程度傾向があります。

・短頭腫のワンちゃん

・耳道に毛が多いワンちゃん

・垂れミミのワンちゃん

・耳道の汗腺が多いワンちゃん（アメリカン・コッカー・スパニエルやラブラドール等）

・アトピー性皮膚炎のワンちゃん

これらにあてはまるようでしたら、家でも定期的に耳を見てあげてください。

汚れが多い、べたつく、臭う、赤いなど気になることがあれば受診することをお勧めします。

家で見れる範囲は入り口付近ですので、中はもっと悪い状況かもしれませんので、動物病院で確認してもらいましょう。

 

外耳炎の治療

外耳炎の治療はまず洗浄です。

犬の耳道は垂直から水平の構造ですから奥までふき取ることはできません。洗浄液で溶解してきれいにします。

しっかり汚れをとって水気が取れてるのを確認して点耳薬を入れて少しもんであげて終了です。

難しくはないですが、耳を触られるのが慣れていない子はこれだけでも大変です。

小さいころから、耳を触ったり、中をのぞいたりと慣れさせておきましょう。