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療法食の間違った買い方
最近は、病院で処方される療法食がネットで買えたりと非常に便利な世の中になっています。
しかし、簡単に買えることにより、処方されてもいないのに療法食を食べているという方もいらっしゃいます。
今も自分の判断で買っているという方は、すぐにやめた方がいいと思います。
療法食を、病院で売っているからいい食事と考えている方もいると思いますが、その考え方はやめましょう。
基本的に療法食はその子の病気を考慮して栄養素に偏りを持たせて病状の維持や改善をしていきます。
特に
・先代の子が腎臓が悪くなってかわいそうだったからと、今飼っている子にシニア期になったからと腎臓療法食を食べさせている
・昔、膀胱結石ができたことがあって、療法食でうまくいったのでそのままずっと続けている
という話をよく聞きます。
前者は、栄養が満遍なく摂った方がいい健康な子にとっては、不健康な食事内容になります。
後者は、通院しつつ獣医師側からの指示で続けているということであれば問題ありませんが、自己判断で続けるのは危険です。尿路疾患用フードの中には「長期間食べてはいけない」物もありますので、ご注意ください。
動物病院では病院専売の総合栄養食を販売していることもありますので、健康に問題がない場合は総合栄養食を食べて過ごすのがベストでしょう。