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犬の新しい痛み止め「リブレラ」

今年、変形性関節症の痛み止めとして「リブレラ」という薬が発売されました。

このお薬の特徴は一回の注射で一か月間効き、自宅での投薬が不要なことです。注射も皮下注射なので痛くありません。

今までの痛み止めは、毎日の投薬・副作用のリスクもあるため定期的な血液検査が必要だったりと長期使用が大変でした。

「リブレラ」は抗体製剤というもので、今までの痛み止め(NSAIDs)とは代謝や排泄経路が異なり、肝臓・腎臓への影響はかなり低いものとなっています。

発売から当院でも高齢のわんちゃんに投与してきました。

効果は期待以上です。

みなさま使い続けたいという事で継続投与しています。

変形性関節症がどういう症状か分からない方が多いかと思います。

実際犬は「関節が痛い」なんて言ってくれません。

お家の人が気付いてあげられるかどうかです。

代表的な変形性関節症のワンちゃんにみられるしぐさがありますので、お家でもチェックしてみてください。

・運動後足を引きづったり、震える。

・歩くのが遅い、散歩してもすぐ帰りたくなる

・立ち上がる時の動作が遅い

・ジャンプしなくなった

・階段が苦手になった

このような症状は関節が悪くなってきた可能性があります。

なんとなく動きが悪い、フローリングで滑るようになった、一緒に居る時間も寝てばっかりと感じるようになったら獣医師に相談してみるのがいいと思います。

年のせいと感じてしまう方が多いですが、散歩が好きな子はずっと好きです。

「動きたくない」は年齢のせいではなく、関節が悪いせいかもしれません。

ゾエティス社のリブレラ情報ページはこちら

 

改善例

・家のフローリング・病院の床で滑ってうまく立てなかった子は、すべることなくすたすた歩けるようになった

・散歩の距離が明らかに長くなり、歩くのが早くなった

・歯周病で口が痛そうだったが腎臓が悪く処置ができなかった子は、食べれるようになった。(効能外)