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横浜市内でのレプトスピラ症発生
2024年8月に横浜市内にて飼い犬のレプトスピラ症の発生が認められました。
レプトスピラ症とは
感染動物の排泄物との接触, あるいは尿に汚染された水や土壌との接触により偶発的に感染し発症します。
人にも感染する人獣共通感染症でもあります。
症状
初期症状は元気消失・食欲不振・発熱・嘔吐等で、
その後急性腎不全でおしっこが出なくなることや、肝不全により黄疸がでることもあり、
重篤化し亡くなるケースが多くあります。
治療
レプトスピラ症は細菌感染症なので抗生剤を使い治療していきます。
抗生剤を使うことで細菌が一気に死滅し、それがさらに腎障害を起こすこともあると言われており、用量の調整が難しいと言われています。
その他、症状に合わせた対症療法を行います。
治療が成功しても、腎不全や肝不全により生涯にわたりケアが必要になる可能性もあります。
予防
現在、混合ワクチンにレプトスピラが含まれたものがあります。
散歩や遊びによく出かける場合はこういったワクチンを打つことも検討してください。
ただし、ワクチンは100%感染・発症を防げるものではありませんので、ご注意ください。